こんにちは！ドラム講師の鈴木佑です。

今回は「これからドラムを始めようと思っている方～初級者」に向けたドラムの基礎知識を記事にしたいと思います。

今回のPoint!
・ドラムスティックの選び方
・練習パッドの必要性・選び方
・電子ドラムを買うなら

ドラムを始めるのに必要な機材について

ドラムスティックの選び方

おめでとうございます！
ドラムスティックを手に入れればあなたも今日からドラマーの仲間入りです。

ドラムスティックは、楽器屋さんでもインターネットの通販でも1300円程度～気軽に購入することができます。

スティックを選ぶ際に気を付けることは沢山ありますが、最終的には自由です。
気に入ったものを買うのがモチベーションが上がって一番良いと思いますが、種類が多すぎて迷うことも多いと思いますので、今回は最低限抑えておきたいポイントをご説明します。

まずは木の材質選びです。

スティックの材質には主に

・メイプル
・ヒッコリー
・オーク

の三つがあります。

・メイプルは木が柔らかく、ドラムも柔らかい暖かみのある音になりやすくなります。
・ヒッコリーは固すぎず柔らかすぎず、一番クセがなく標準的なスティックです。
・オークは堅い材質で折れにくく硬質なサウンドが出ます。ハードロック等の分野に合うと個人的には思います。

この材質の中から最初は「ヒッコリー」を選ぶのがベターでしょう。

次にスティックのサイズを選びます。

よくスティックに5A、5B、7Aといった数字やアルファベットの表記がありますが、これがスティックの太さや長さを表しています。

ここで覚えておいていただきたいのが、この記号は鉛筆の濃さや固さのように統一がされているわけではないということです。
メーカーごとに表記が違っていますし、個体差があります。 

そういった前提を抑えつつ、 初めは標準的な5Aのサイズの物を選ぶことをおススメします。

多少の個体差はあるかもしれませんが大きな差違はないはずです。

まず5Aを使ってみて自分の中の基準を作り、試してみたければ5Aより太いもの、細いもの、長いもの、等々自分に合ったものを模索していけば良いのです。

Point!
最初のドラムスティックは、「ヒッコリーの5A」を選ぶのがベター！

 

練習パッドについて

スティックと出来ればもう一つ手に入れておきたいものが練習台(プラクティスパッド)です。

というのも、いきなりドラムセットを買って自宅で叩く、ということは住宅環境的にも予算的にも多くの方にとって難しいからです。

ドラムの基礎練習の大半はプラクティスパッドで行うことが出来るんです。

プラクティスパッドは楽器屋さんやインターネット通販で4000円程度～購入することができます。

是非手に入れましょう！

練習台にはドラムヘッドタイプ、ゴムパッド、メッシュパッド、ジェルパッド等様々な種類がありますが、この中から一つおススメするならゴムパッドです。

消音性があり、打感が実際のドラムに近く、リバウンドを利用した手首や指のコントロール練習に適しています。

更にスティックの木の音が鳴っていることを耳で確認出来ますので、音質も気にしながら練習出来ます。 

是非ご検討ください♪

Point！
練習パッドはゴム製がおすすめ！

ドラムセットまたは電子ドラムの購入は必要？？

あるに越したことはありませんが始めは練習台一つだけでも大丈夫です。

ドラマーの練習方法の一つとして
練習台で積み重ねたことを最終的にドラムセットで確認して補完する、
という流れがあります。

もし環境や予算的に電子ドラムを買えるという方は購入にあたって気を付けたいポイントがあります。

それはフットペダルのビーターが付いていて、
ハイハットもオープンクローズが出来るタイプにすること。

ビーターが付いていないタイプの電子ドラムは安価で入手し易いですが、
踏み込みが浅いため、実際のペダルの踏み心地とはかなり異なります。 

とは言っても始めたばかりでいきなり高級電子ドラムもハードルが高いわけで、
手軽にドラムの音を楽しみたい方はまずは一つ買ってみるのもアリなのかもしれません。

因みに私がドラムを始めたばかりの時は
音楽に合わせて手で膝を叩いたり、
叩けそうなクッションや自分の腿をスティックで叩いたりしていました。

それはそれで良いのですが、
プラクティスパッドなど道具をそろえて、なるべく練習の効率を上げていきたいですよね！ 

Point!
ドラムを始めるにはまず、「ヒッコリーの5A・ドラムスティック」と「ゴム製・プラクティスパッド」の購入をお勧めします！

今回はここまで！ドラムを始めようと思っている方、ぜひ参考にしてみてください！